ものづくり
プロジェクト
ユニバーサルファッション
文化や思い出を
大切にするモノづくり
グローバル社会が急速に進む中、ファッション産業界では、発展途上国で生産し、先進国で販売する流通体制が進展しています。
その結果、低価格で最新の流行を取り入れた商品を、短サイクルで生産し、販売するファストファッションが世界中に定着しました。
そのために、衣料品が過剰に生産され、大量の廃品ごみが発生し環境問題になっています。
また、洋服文化が定着した中、アジア地域の伝統文化や技術を継承することが難しくなりました。
そのような背景から、レーヴは、古いものや着なくなった着物を捨てるのではなく、リメイクし、日本文化や思い出を大切にするモノづくりを目指します。






人に寄り添うモノづくり
– ユニバーサルファッション –
ファッションといえば、若者や健常者を対象に最新の流行を取り入れたデザインと考えられています。しかし衣服は、すべての人が毎日、身に付ける身近な存在です。
ユニバーサルファッションとは、年齢や性別、障害の有無に関わらず、より多くの人が快適に生活できるファッション商品の開発と普及をめざすことです。
車いす使用者の体型や姿勢に合う衣服、片麻痺者や手が動きにくい人への着やすい・着せやすい衣服、がん患者に優しい帽子、交通事故から身を守る反射材を使った小物など、その人に寄り添うことが必要です。高齢者保険福祉推進10か年戦略(ゴールドプラン)(1989年)の寝たきりゼロへの10ケ条でも、快適な衣生活は、寝たきりを防止する重要な要素であることを示しています。
レーヴは、既製服が合わなくなった人に、どこが不自由なのか、どこが問題なのかを聞き、その人に合うように考え、工夫し、リメイクして提供しています。
ユニバーサルファッションは、あらゆる年齢のすべての人々に健康的な生活と福祉を推進します。



カジュアルシャツ


開発途上国の資源を生かした
モノづくり
日本から10,000KM以上も離れたアフリカ諸国、東京の様に発展した大都市もあれば、いまだに電気も水も十分でない家に住む村もあります。
多民族、多宗教、多文化、貧富格差、アフリカ諸国では様々な考えが入り混じり多様な生活が送られています。
そして、私たちが想像するような貧しい印象ではなく、どのような身分の人でも自身の存在を主張し、エネルギッシュに生きています。
アフリカ諸国の人々は、鮮やかなアフリカンデザインを用いた布を身にまとい生活しています。
それらの布は日常生活だけでなく、儀式や公式会議、お葬式などにも使われています。
何万何千の中で気に入ったデザインを選び、自分に合った服に仕立て、自分だけの服を身に付けます。
アフリカンデザインは、人々に活力を与え、気持ちを豊かにしています。
レーヴでは、そのようなエネルギッシュなアフリカ布を使い、雑貨を制作しています。一人でも多くの人に自身の個性を表現し、楽しんでほしいと思います。
また、途上国支援の援助団体を通して、材料の購入や売り上げ金の一部の寄付を行っています。
海外を知っていただくきっかけや、不平等を少なくすることを願い活動しています。
SOURCE:神戸芸術工科大学 見寺貞子
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